個展のテーマに合わせて制作したり、ただ思いつきで創りはじめたシリーズなど。 創りたいものによって様々な素材を使うのでタイプ別で作品をまとめてあります。 ■ 作品写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。 ■ Please click a photograph.
■Art object of the small desk 高さが15cm程の小さな机の作品達です。 引き出しを引くとスイッチが入りプロペラが回ったり、 電球が点灯したりします。 デジタル数字が付いている作品はラジオが内蔵されています。
■Room and door 屋根裏部屋や隠れ家に通じる階段や扉は いつか、どこかで見た光景です。 ゆっくりとした時間が流れています。
■Electric part CDやTVなどの電気部品を使って 制作している作品です。 アクリルのカプセルに機械を閉じ込めたシリーズや 標本箱のような木箱で制作したタイプもあります。 ほとんどの作品は実際にCDやDVDを再生出来たり TVを観る事が出来ます。
■Movement and light 照明のオブジェや動く作品は作っていても楽しく、 展覧会や店舗などで展示した時に観る方にも楽しんでもらえる気がします。 小さな電球を使用しぼんやりと光る作品は大好きです。
■Box art 標本の様に箱に収めたBox art作品は 額縁に入れた絵のように外界を遮断してくれます。 古ぼけた仕上がりにする為に焼いたり 擦ったり染めたりする作業を時にはやりすぎてしまったり。
■Stairs and a ladder 階段やハシゴは好きな作品モチーフです。 規則的に揃った歩幅や高さは美しい。 扉や窓と同じく観る人に人間の大きさを伝える事ができます。 1996年にセメントを用いて制作したシリーズ。
■Small art object "drawers" 2000年の個展「引き出しの中身-drawers-」で 展示した小さなオブジェのシリーズ セメントの台の大きさは4cm四方。 真鍮のみで制作する、言わば 「立体のスケッチ」の様な存在。 このシリーズが元になり、後に大きく制作した作品も多い。
■"Flying sofa -pragmatic 508-" 飛ぶはずがない、ソファーという日常の家具が空を飛ぶ不思議さ。 「飛びたい。」と思う気持ちは多くの人が太古から持つもの。 どこかの発明家が何十年もかけて生み出した椅子というイメージで なるべく道具っぽく制作した。 DVDプレーヤーが内蔵してあり空撮の映像を小さなブラウン管に投影し、 疑似飛行を体感できる。
■「光景」 "Scene"
横顔の様なこの作品は頭の中の見たいと思う様々な情景を 組み込んだオブジェです。満月が照らす一本の木や、 巨大な風力発電の様なプロペラはどことなく寂しさが漂う光景ですが、 現実に見たらきっと心に残ることでしょう。 プロジェクターが壁面に映し出す映像は取り替えが可能です。
■「交錯する日常」 "Daily" テレビ番組やビデオの映像は目まぐるしく画面が変わり、 目の前を次々と流れていきます。 テーブル(日常)に向かい、のんびりと画面を眺める時間とテレビという ある種「架空」である時間を一つに組み合わせた作品です。 流れる映像が変わるとテーブル自体の表情も変わる様に見え、 「画面」というモノの影響力を感じます。
■「絵を描く機械」 Automatic drawing machine "WYSIWYG" 機械は日常に溢れています。 ほぼ何でもこなす機械達ですが芸術という分野においては 「人間」という感性を持った生き物にはかないません。 ふと、「そんな領域にまで手を出した機械が存在したら。」と考え 制作したのがW Y S I W Y G(ヴィズヴィグ)という絵を描く機械です。 ランダムな線を描くこのオブジェは世界に一つという作品を生み出します。